WCK Meeting Vol.44「第1回 サクサク会」レポート
Web制作者が「自分たちに必要なセミナーを自ら企画する」というコンセプトで、月に1回勉強会を行っているウェブクリエイターズ高知。2016年10月の WCK Meeting Vol.44 は、セミナーでもワークショップでもない、新しい形の勉強会「サクサク会」を開催しました。
サクサク会とは?
今回の勉強会は、新実行委員の田島佑清さん(株式会社メディア・エーシー)による企画。
技術系コミュニティではお馴染みの「もくもく会」を、WCKでも開催してみようという試みでした。
もくもく会とはカフェとか誰かの家とかに集まって、それぞれ各自もくもくと勉強したり作業したり本を読んだりするだけの会のことです。(中略)ハッカソンよりもっとゆるい感じで、もくもく作業するだけで別に成果物を発表したりしなくてもいい、という適当な雰囲気の集まり(後略)。
出典:もくもく会ポータル
開催にあたり、「マークアップをサクサク効率化するための会」ということで、「サクサク会」と命名されました。
初回はお試しで、有志の実行委員7名でクローズドイベント「第1回 サクサク会」が行なわれました。
画像書き出しでサクサク!
第1回サクサク会のテーマは「デザインデータからの画像書き出し」。
田島さんから主旨とスケジュールの説明があり、会がスタートしました。
【スケジュール】
19:00 開始、説明・デザインデータ共有等
19:10 個別サクサク(各自作業)
19:40 気付きの共有・発表
20:00 休憩
20:10 個別サクサク(共有内容を試すなど作業)
20:30 気付きの共有・発表
20:50 閉会
個別サクサクタイムでは、仕事のデザインデータやフリーのテンプレートを使って画像書き出しをする人、新しいツールを触ってみる人など、各自でお題を設定して作業を行いました。隣の席の人が行っている作業を覗いたり、気になっていることを質問しあったり、始終自由な雰囲気で進行しました。
参加者にはデザイナーや普段マークアップを行わない人が多かったこともあり、
「どんなデザインデータだと書き出ししやすい?」
「画像名ってどうやってつけている?」
「どんな納品形式だと扱いやすい?」
などなど、書き出しにまつわる様々な話題で盛り上がりました。
初の試みとなった「サクサク会」ですが、参加者が各自主体的に手を動かしながら情報交換を行うことで、講義形式とはまた違う学びのある時間になりました。
次回の開催がどんなテーマになるか、果たして「サクサク会」という名前なのかも未定ですが、今後もWCKでは制作者が自ら学びたいことを学ぶ場として、勉強会を企画していきます。
写真撮影:中野玄(HOOP Design)